日本のバスケで言いたい放題!

バスケットボールをこよなく愛するおじさんが高校・大学・Bリーグの選手やチームについて語ります。

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葦原一正氏の「稼ぐがすべて」はバスケの不人気に葛藤を持っていた競技者に是非読んで欲しい

普段書評というのはしないのですが、タイトルを見て読まない訳にはいかないと思いました。

 

稼ぐがすべて   Bリーグこそ最強のビジネスモデルである

 

大きく「B.LEAGUE」のロゴと共に少なくとも私の中ではバスケットボールとは縁遠い「稼ぐ」という文字。

 

先日バスケットの高卒プロor大卒プロ論についてという記事でも書きましたがプレーヤーとして野球と比較しても「稼げる」イメージはありませんし、何よりスポーツのビジネス的な規模としても野球・サッカーと比べるとかなり小さいです。

(NBAはまた違いますが)

 

 

 

 

早速読み終わってしまったので、感想などを述べたいと思います。

 

 

 

 葦原一正とは誰なのか

 

「そもそも葦原氏とは誰なんだ」という方も多いと思います。

実は私も数週間前にTLに流れてきたツイートを拝見してたまたま知りました。

 

葦原氏はB.LEAGUEの常務理事・事務局長を務めており、過去はコンサル会社やプロ野球チーム(DeNA)を渡り歩いて来たという経歴をお持ちの方です。

 

B.LEAGUEの事務局長ということで、物凄いバスケットボールのキャリアがある方と思うかもしれませんが、(おそらく)競技自体はされたことはなく、「コンサル会社でスポーツ業界を担当しており、バスケにポテンシャルを感じたから」今のポジションに移ったという旨が書かれています。

 

あと話が横道に逸れますが、広報部長の経沢希志子氏の名前が結成時の話にありましたが「キッズライン」の常沢香保子氏の姉なんですね。。

 

競技者に読んで欲しい。Bリーグはただの「統合」ではない

 

私はバスケットをプレーする・観ることは好きですが、正直B.LEAGUEの開幕当初も「国際大会出場停止の危険があるから、しょうがなく合併した」くらいの認識でした。

 

何となくB.LEAGUEが開幕してから、メディアの露出が増えたりバスケットを観に行く人が増えたな~と漠然と感じてはいました。

 

もしかしたら開幕当時に私がそれほど興味がなかっただけかも知れませんが、この本を読んで認識が変わりました。

 

B.LEAGUEは本当にタイミングが良かったのだと。

 

本著でも述べられていますが、FIBAによる国際大会停止の制裁という圧力と、川渕さんや著者の葦原氏といった「バスケットという競技自体には接点はなかったが、スポーツ業界に対して大きなビジョン・知見を持っている人」が結集したタイミングが良かったと。

 

集客システムやスタッフ採用の話など色々と本著にあるので詳細は控えますが、新しく始めるタイミングに構想や仕組みをしっかり構築出来たというのがB.LEAGUE成功の鍵だったそうです。

 

一度走り始めてしまうと、なかなか途中で仕組みを変化させるのは難しいです。

これは、どの仕事や集団活動でも当てはまると思います。

 

シュートフォームも「まず近い距離でもしっかりフォームを固めるのが大切」といわれますが、最初にしっかりと固めないと大会が始まってからでは修正が難しいです。

汚いフォームでもある程度結果が出てしまってからでは「変化」という判断をすることが出来ないからです。

 

あぁ、あの時しっかりシュートフォームを固めておけば。。

 

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なぜか私の汚いシュートフォームの後悔が始まってしまいましたが、今のB.LEAGUE人気は「こんな背景があったのだ」と知って欲しいです。

 

特に、スーパーリーグ(~2007)やJBL(~2013)時代も知っている競技者やコアなファンの方には特に知って欲しい。

 

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もちろん、対戦カードにもよりますが10数年前はこんなに観客席がガラガラだった頃もありました。

東芝vs三菱 JBLスーパーリーグ - YouTube

 

無料のチケットを配っていたりということもありました。

 

それが、今や1試合で1億円近いチケット収入を得れるレベルまで達しました。

(2018年シーズンファイナル東京vs千葉)

 

決してプレーヤーのレベルが低かったというわけではありませんが、やはり大きく飛躍したのは葦原氏を始めとする人と、FIBAの圧力というタイミングが良かったのかなと。

 

バスケファンとしては、感謝の一言です。

ありがとうございます。

 

LEDコートに始まる苦労の事実と今後の戦略

 

もちろん、B.LEAGUEからバスケを好きになったという人達にも楽しめる内容です。

特に、B.LEAGUE開幕前後のプロモーションには色々な意図があったのだなと。

 

メンズノンノとのコラボもやってたな~という感じ。

B.LEAGUE BIBLE (集英社ムック)

 

ほかにまだ記憶に新しい開幕戦(東京vs琉球)のLEDコートも、観ている側はただ楽しんでいましたが、運営側は苦労が多かったそうです。

 

この辺りも、せっかくB.LEAGUEを観ているなら知っておいても良いのかなと。

(LEDの話は結構びっくりでした)

 

もちろん、本著は葦原氏が「こんな仕掛けをして、成功したぜ」という苦労話だけではありません。

 

スポーツ業界に対して非常に大きく熱いビジョンを持っているので、今はまだ大きく公にはなっていないものの日本版NBA Caresなどなど、次の戦略を実行されているようです。

 

個人的には、この辺りが浸透するのはまだ先のことになるのかなと思いますが。

 

というわけで、簡単な書評でした。

昨日の夜に届きましたが、サクサク読めたので良かったです。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。